三途の川は大洪水！ of 島燈社（TOTOSHA)

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＜内容紹介＞
　爆笑・苦笑・憤怒・哀切……そして唯我独尊。約20年前の1992年に出版され、多くの読者の共感を呼んだ話題のエッセイ集の電子書籍化。＜いまなお違和感を覚えずに読めるもの＞＜当時の時代背景がわかって興味深いもの＞＜普遍的なテーマを扱っているもの＞など35編を選んで収載。
　著者は、30代、40代を編集者・エッセイストとして活躍したのち55歳で短大音楽科に入学し声楽を学んでいる。現在、執筆の他、幅広いジャンルの歌を歌うコンサートやCDリリースなど、声楽家（本名・赤木恵子）としての活動も積極的に行なっている。
◉ユニークなタイトルが並ぶ収載35編
■第一部〈言わせてもらう！〉
同床異曲・自然陶酔／スヌーピィvsハイネ／笑っていられるのも今のうち／なんだこのガキ、清原サンと呼べ／今、ビートルズが新しい／「限定販売」と「食べ放題」／「さっチョコだち」「あかんべドラゴン」／やがて冥福を祈ってもらうために――／女の執念と化粧品／女の執念と化粧品――その後／衣食足り過ぎて……／良寛さまの鉢の子／中年を喜ばす「ミドルエイジ」／ああ、美空ひばり／血液型で性格判断する人って何型？／余暇とオジさん／言わせてもらう！
■第二部〈三途の川は大洪水〉
弁当箱をパンツで包む？／足動式扇風機／男たちの逆襲／「東海林太郎」から「ベートーベン」に」／消えた「御玉串料」／呑んべえ親父の弁解／志乃さん、お静さん、大佐の奥さん／文化的原始生活／「シャネルの５番」と江川の耳／ネコはモリよりザルが好き／野球観戦・愛すべき俗人たち／へそくりのありかは『抒情の論理』／どぶろく造る人・探す人、ワル者はどっち？／雪・雪・雪・雪・雪……／畑は口で耕す？／「嫁やり」「嫁とり」／ライオンズ・石毛のエリ足 ／三途の川は大洪水

きくち恵（本名・赤木恵子）
秋田県湯沢市生まれ。55歳のとき、それまでの著述・編集の仕事を中断し、郡山女子大学短期大学部音楽科（声楽専攻）に入学。若い人たちにまじって２年間学ぶ。〝良い歌は良い〟という信念のもとに、童謡、唱歌、日本歌曲、歌謡曲、日本民謡など、ジャンルを問わず歌っている。コンサートでは、イタリア歌曲やジャズナンバーなども歌うほか、ピアノの弾き語りもする。CDアルバムに『赤木恵子「武満徹うた曲集」』『赤木恵子うた集～童謡・唱歌・歌曲・歌謡曲・民謡～』、シングルに『死んだ男の残したものは／三月のうた』、著書に『三途の川は大洪水！』がある。